2017年1月11日の”ガッテン”は「血管を強くしなやかに!ピーナッツパワー解放ワザ」と題して、放送されました。
ピーナッツを食べるだけで、健康になり長生きができる。
驚きの論文がアメリカのハーバード大学から発表されたそうです。
「○○するだけ」とか「○○を食べるだけ」と聞くと、怪しい気もしますが、なんといってもハーバード大学です。信じられる気がしませんか。
今回はピーナッツに秘められた驚きの健康パワーが紹介されました。忘れないようにまとめてみました。
ピーナッツ効果で死亡率2割減
ハーバード大学が30年間、12万人の食生活を追跡して得られた結果です。
ピーナッツをよく食べる人ほど、健康で長生きであり、腎臓病や心臓病、糖尿病で死ぬ確率が2割も減ったそうです。
食べる量は毎日、1日1オンス。これはピーナッツ、たった20粒です。これくらいの量でいいなら、毎日実践できますね。変なサプリを飲むよりいいです!
ただし、カロリーはピーナッツ20粒で150Kcal。太ってしまったら本末転倒です。食べすぎないように注意しましょう。
なぜピーナッツを食べると健康に?
なぜピーナッツに健康に役立つ効果があるのでしょうか。
その秘密は油。
なんとピーナッツの成分の50%が油。これは植物の中でもダントツに多い量なんだそうです。
ピーナッツは地中で成長しますが、地中のミネラルがピーナッツのデンプンを油に変えるのだとか。
この油の成分がとっても健康に役立つそうです。
ピーナッツ油に含まれる成分
油というと、一昔前は健康に悪いものというイメージもありましたが、最近ではココナッツオイルやアマニア油など、健康によい油も注目されていますね。
植物油は通常、脂肪酸とグリセリンで構成されています。脂肪酸は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、人間が生きていく上で欠かせない成分です。
ピーナッツ油にはオレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、α-リノレン酸が含まれており、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが最適なんだそうです。
オレイン酸
オレイン酸は不飽和脂肪酸の一つで、悪玉コレステロールを減少させる働きがあるそうです。悪玉コレステロールが増加すると血管の壁などに付着し、動脈硬化のリスクが高まります。
また、オレイン酸は肌の皮脂に最も含まれる成分なんだそうです。皮膚を柔らかくする効果があり、美肌にも期待ができます。
オレイン酸はピーナッツ油の他、ひまわり油やオリーブ油に多く含まれています。
パルミチン酸
パルミチン酸は飽和脂肪酸に分類されます。飽和脂肪酸は摂取しすぎると、中性脂肪や悪玉コレステロールの増加の原因になりますが、全く避けるのは低栄養などの問題になります。
パルミチン酸は 血管をつくる働きがあります。また、抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防、アンチエイジングに欠かせないものです。
ピーナッツ油の他、パーム油やラード、牛脂に多く含まれます。
リノール酸
体内で作ることができない必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあるそうです。悪玉コレステロールをや中性脂肪を減らし、動脈硬化のリスクを下げます。
ただし、リノール酸は取りすぎると善玉コレステロールも減らしてしまうそうで、現代の食生活では過剰摂取傾向にあるのだとか。
リノール酸はひまわり油、コーン油などに多く含まれています。
α-リノレン酸
α-リノレン酸も必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあります。血中の中性脂肪を下げ、血栓を防止し、高血圧を予防します。
また、老化やアレルギー症状の抑制にも効果があるとされ、ハーバード大学の研究ではうつにも効果があるということです。
α-リノレン酸を多く含むものにエゴマやくるみ、なたね油などがあります。
ピーナッツのおいしい食べ方
ピーナッツは煎ると香ばしい良い香りがします。市販のピーナッツは煎りが浅いそうなので、自宅でもう一度煎るとより美味しくなるそうです。
ピーナッツは柿ピーやバターピーナッツでOK。フライパンにピーナッツを入れて、中火で約3分。焦げ目と照りが出るまで煎りましょう。
煎ったあと少し冷ますと、カリッとした食感と甘みがアップするそうですよ。
まとめ
・毎日、20粒。カロリーは150Kcalなので食べ過ぎ注意。
・煎って食べると、より美味しく
ピーナッツにこんな効能があるなんて知りませんでした。
ビールのおつまみで柿ピーを食べるぐらいでしたので、これからは意識して食べてみたいです。
おやつにはピーナッツですね!