2016年6月11日の世界一受けたい授業では
「掃除していても見落とすカビの巣ベスト3」が放送されました。
カビが生えやすいのは、浴室や壁、畳だけじゃありません。
意外な所、盲点とも言えるところに危険が潜んでいます。
今回、カビについて教えてくれたのは、
千葉大学真菌医学研究センター准教授矢口貴志先生。
綺麗にしているにもかかわらず、
カビ発生の危険性がある場所を調査して、
実際にが繁殖していた場所を3つ教えてくれました。
「それは気づかなかった」という場所もありましたので、
忘れないようにメモしておきます。
掃除していても見落とすカビの巣ベスト3
乳児期にカビの多い家で育つと、
普通の人の3倍も喘息になりやすいそうです。
綺麗にしていてもソファーの隙間などに埃が溜まり、
アレルギーの原因であるクラドスポリウムというカビが発生するのだとか。
気が付きにくい場所もありますので注意が必要です。
カビ対策はこちらの記事もどうぞ
すぐ対策を!見落としがちなカビが生えやすい場所
第3位 お風呂場のシャワーヘッド
お風呂のシャワーヘッド、洗ってますか?
浴槽や床を洗っても忘れがちだと思います。
ここで検出されたのは、アレルギーの原因となるクラドストリウム。
シャワーヘッドにカビがあると
当然、カビが混ざったシャワーを浴びていることになります。
また、お風呂の栓も注意。
検出されたのはオーレオバシディウムというカビ。
湯船をきれいにしても栓にカビがあれば、
お風呂全体にカビが広まる危険性がありますね。
第2位 観葉植物の土
観葉植物の土から検出されたのは、
食べ物を腐らせるカビであるペニシリウム。
他にもクラドスポリウム、アスペルギルスが検出されたそうです。
土の中はカビの生息地であり、あって当たり前なんだそう。
ですが、病気や体調を崩している人は
なるべく近くに置かない方が良いそうです。
免疫が落ちた人が、多く吸い込むと肺炎なる危険性もあるのだとか。
また、泥のついた新鮮な野菜にも注意。
泥からは野菜などを腐らせるトリコデルマというカビを発見。
土がついたままの野菜は新鮮なような気がしますが、
土を洗い流し、水気を切って保存するようにしましょう。
第1位 製氷機の給水タンク
冷蔵庫の中にある製氷機の給水タンクからは
ヌメリの原因となるロドトルラというカビが検出されました。
カビは低温環境下でも死滅することはないそうです。
そして、氷の中にもカビからも検出。
つまり、その氷を食べるとカビを体内に取り込んでいることになります。
大量に摂取すると腹痛を引き起こす危険性もありますので注意が必要です。
タンクの掃除は取扱説明書通りに行いましょう。
大抵のものは、水道水の場合で一週間1回以上となっているようです。
ただし、ミネラルウォーターや浄水器の水などを使用している場合は注意。
ミネラルウォーターなどには塩素が含まれていないので
カビが繁殖しやすいからです。
3日に1回以上の掃除を心がけましょう。
香りでカビを防ぐ
番組の冒頭で矢口先生が、出演者の有田さんにプレゼントを渡されました。
プレゼントは「バジル」
バジルの香りの成分にカビを防ぐ効果があることがわかったのだそう。
葉っぱを数枚ちぎって、冷蔵庫の野菜室に入れておくと
野菜室全体の防カビ効果が期待できるそうですよ。
植物の香りにはカビを防ぐ効果があるんですね。
これは、植物自身が持つ防御システム。
カビを防ぐ香りを持つ植物は他にもあって、
ユーカリ、レモン、ラベンダーなどです。
アロマスプレーを作って、掃除した後にふりかけるといいでしょう。
作るのが面倒な方はコチラ
香りを利用した防カビ商品です。
置いておくだけで効果がありますので、とっても便利。
お風呂場用もあるようなので、お風呂の掃除が面倒な方にはぴったりです。
香りは掃除しにくい場所にも効果があるのかいいですね。
まとめ
・シャワーヘッド、土、給水タンクに注意
・香りでカビ予防ができる
今回、カビが発見された3つの場所は
まさに盲点ともいえる場所でした。
しっかりと掃除して、カビ予防をしたいです。