2016年7月24日の”この差ってなんですか?”で
「食事のとき噛んだ回数によるダイエット効果の差」
について検証がありました。
よく噛んで食べるとダイエットに
効果があるということはよく知られています。
では実際に何回噛めば良いのでしょうか?
一般的に多く知られてる回数は
一口につき30回噛むとよいとされています。
・30回噛むと本当に痩せるのか?
・噛む回数でどれくらいの差があるのか?
・小顔効果はあるのか?
今回は、噛む回数をわけて実際に検証。
驚きの結果がでましたので、まとめました。
噛むことによるダイエット効果
よく噛んで食べることが大事とよく言われますが、
医学的にもダイエット効果は確認されているのだそう。
よく噛むことにより脳からヒスタミンという物質が分泌され、
満腹中枢を刺激し、満腹感を得て食欲が抑えられるのだそうです。
さらに、ノルアドレナリンというホルモンが
体内に多く分泌されことにより、脂肪の燃焼も促進されます。
どのくらい噛むのがベスト?
今回は食事中の噛む回数によって
どれくらいダイエット効果があるのかを検証。
実験の内容
実験を行うのは20代から30代の女性9人。
噛む回数は10回、30回、50回に設定し3つのグループで実験。
検証期間は1週間。
朝・昼・晩、指定した回数を噛んで食べてもらい、
食事の内容は日頃と同じようにしてもらいます。
事前に噛む回数を数えたところ
噛む回数の平均は8回でした。
検証期間中の変化
50回噛むグループ。
さすがに50回も噛んで食べると
食事を終えるのに1時間ぐらいかかるそう。
そして、やはり顎が大変疲れるそうです。
そして、4日目には早くも変化が起きます。
30回と50回噛んでいるグループに
便通が良くなってきたと感じる人が。
これは、よく噛むことで
唾液がよく出るようになったからだと考えられるそう。
唾液には消化酵素が入っていて、
胃や腸の負担が少なくなるのだとか。
さらに、噛む回数が増えたことで
食欲が抑えられてきた実感があったそうです。
結果は?
1週間たって、体重測定。
1口につき10回噛んでいたグループは平均-0.2kg。
検証前とほとんど変化はありませんでした。
つぎに1口30回噛んだグループ。
体重をはかってみると平均-0.9kg。
普段通り生活をしていても
噛む回数を増やすだけで痩せるんですね。
最後に1口50回噛んだグループは
なんと平均-1.5kg。
一週間でこの結果はスゴイのではないでしょうか。
さらに、体脂肪率の平均値では
・10回のグループが+0.6%
・30回のグループが-1.0%
・50回のグループが-1.4%
という結果に。こちらも期待どおりの結果です。
もっともダイエット効果があるのは
1口につき50回噛むということがわかりました。
小顔効果は?
しかし本当に適正な噛む回数が
50回であるとは言い切れないそうです。
それは小顔効果に関係が。
よく噛むことはダイエットの他に
小顔になるという効果があります。
今回の検証ではダイエットに加えて
小顔効果も検証してみたそうです。
その結果、10回噛んだグループは
やはりあまり変化がありませんでした。
しかし30回噛んだ人にはあきらかな小顔効果が。
しかもほうれい線も薄くなっているような印象です。
これは唾液に含まれる成長ホルモンが
アンチエイジング効果を発揮したと考えられるそうです。
実際に耳から顎までの距離をメジャーで計測すると
平均で1.5cm 小さくなっていました。
これはスゴイ効果ですね。
顔の筋肉は8割が口周りについているそう。
噛むことで筋肉が動かされ、血流やリンパ流が改善されて
むくみが取れたという事が1つ大きなポイントなのだそう。
では50回噛むグループはどうなったのでしょうか?
実は50回噛んだグループの人の写真を見てみると
検証前よりも少し顔が大きくなっているという結果でした。
これは噛みすぎることにより
あごの筋肉が張っている状態になったと考えられるのだそう。
やはり30回という回数が非常にバランスが取れていて
食事の際に心がける回数であるということだそうです。
まとめ
・よく噛むことは小顔効果も
・噛みすぎるとあごの筋肉が張って、顔が大きくなる危険も
タレントのマギーさんも
30回噛むことを実践されているそうです。
最初は意識付けていたそうですが
慣れると自然できるそうです。
早食いはやはりダメなんですね。