2016年12月9日の”その原因、Xにあり!”で
「口臭の原因、『臭い玉』にあり!」が放送されました。
友達と話すのが凄く怖い…
孫に口が臭いと言われてしまった…
いくら歯磨きしても口臭が気になる…
口臭の悩みってなかなか人には言えません。
でも気にしている人は多いんです。
なんと、40代の約9割が自分の口臭を気にしているのだとか。
しかし、自分の口臭の原因が何なのか
よく分かっていない人がほとんどだと思います。
今回は口臭の原因の一つである「臭い玉」について知ることができました。
「臭い玉」とは何なのか、またその予防法について
忘備録としてまとめておきます。
口臭の原因「臭い玉」とは?
教えてくれるのは中城歯科医院の院長である中城基雄先生です。
口臭の原因の80%以上は歯周病や虫歯、
舌苔の汚れなど口の中にあるそうです。
しかし、口の中のケアだけでは解消できない原因があるそうです。
それが「臭い玉」
臭い玉の正体
臭い玉ができる場所は喉の奥の両側にある扁桃。
その表面には直径3から4ミリの穴が20個から30個あります。
この扁桃の穴には、外から入ってきたウイルスや細菌をキャッチする役割があり、身体を守ってくれているのです。
臭い玉は扁桃でキャッチされたウィルスや細菌の死骸なのです。
この臭い玉は扁桃がある人であれば誰でもできるものだそう。
ただし通常であれば飲み込んで体内に入ったり
痰などとして体外に排出されるそうです。
臭い玉がたまる原因は?
臭い玉が溜まる事が口臭の一因。
では、どうして臭い玉がたまるのか?
それは唾液と関係があるそうです。
実は唾液が減少してくると臭い玉が溜まりやすくなるそうです。
唾液には2種類あるそうです。
②口を動かさなくても24時間常に分泌される、ぬめりのある安静時唾液。
臭い玉が溜まってしまうのは安静時唾液の減少と関係しているのだとか。
ドライマウス
唾液は通常であれば1日に1~1.5リットル出るそうです。
しかし口が乾いてしまうドライマウスになると
唾液の出る量が通常の半分以下に減少してしまうのそう。
ドライマウスの原因は加齢や口呼吸だそうです。
①口の中がネバネバして話しづらい
②乾いた食べ物が食べにくい
③食べ物の味がよくわからない
④ 喉や舌がヒリヒリ痛む
⑤ 唇がよく荒れる
一つでも当てはまるとドライマウスの可能性があります
臭い玉をとる方法
匂い玉が溜まってしまった場合は
耳鼻咽喉科で洗浄吸引してもらうことができます。
自分でとると扁桃を痛めることになりますので
専門医の処置を受けましょう。
臭い玉をとるとどれ位効果がある?
番組では5ミリほどの臭い玉をためていた人の
口臭レベルをチェックしていました。
すると硫化水素という成分の数値が686と高い。
人が臭いと感じる数値は112だそうですので
なんと、6倍の数値ということになります。
硫化水素というのは誰にでも発生する生理的口臭の特徴。
臭い俗に言う硫黄臭の成分で卵が腐ったような臭いがします。
臭い玉を取って再び口臭チェック
すると硫化水素の値は何と11までに減少。
口臭が全く気にならないレベルになっていました。
臭い玉を予防する方法
臭い玉は安静時唾液を増やすことで予防することができます。
番組では口の体操が紹介されました。
この体操をすると働きが鈍った唾液腺を活発になるそうです。
カチカチベロベロ体操
①口を大きく開けてカチカチと36回鳴らす
耳下腺顎下腺を活性化させます
②舌を口の外に出し、右に12回、左に12回まわす
顎下腺・舌下腺を活性化させます
③溜まった唾液を飲み込む
唾液で扁桃に溜まった汚れを洗い流すことができます
起床後・昼食後・就寝前の3回すると良いそうです。
ティッシュを使った簡単口臭チェック法
①ティッシュ1枚を4回折る
②舌を上から下に5回なぞる
③2分後深呼吸してティッシュを嗅ぐ
それが自分の口臭に近い匂いだそうです。
まとめ
・唾液が減ると臭い玉がたまりやすい
・ドライマウスを防いで口臭予防
知らないうちに臭いものがたまっているなんて怖いですね。
是非、チェックしてケアしましょう。
それにしても唾液というのは大事なものなんですね。
唾液を出すということはウイルス対策にもなるそうです。
風邪やインフルエンザを予防する上でもドライマウス対策は必要ですね。