2016年12月3日の”世界一受けたい授業”で
「インフルエンザ3つの最新予防法」が紹介されました。
インフルエンザの予防・対策はしていますか?
感染してしまうと1週間近くも休まなければなりません。
なによりしんどい思いをするのはイヤですよね。
インフルエンザは毎年1000万人がかかるとも言われています。
特に今年の患者数は多いようで現時点で昨年の5倍以上なのだとか。
インフルエンザのピークはこれから。
今回はインフルエンザを予防するために効果的な食べ物、
生活習慣、体操について学ぶことができました。
この冬を乗り切るためにまとめておきます。
インフルエンザに効く食べ物とは?
インフルエンザ3つの最新予防法を教えてくれるのは、
新ゆり内科医院の院長である高橋央先生。
企業などで感染対策のコンサルタントもされているそうです。
予防法① 舞茸を食べる
インフルエンザに効く食べ物は…
「舞茸」
舞茸はβグルカンを豊富に含むため、免疫力を高める効果があるそうです。
さらに、北海道産の新品種の舞茸を3ヶ月食べた人は
食べなかった人に比べワクチンの効果が最大3.5倍も高かったことがわかったそうです。
これは北海道情報大学が昨年行われた研究で、
「大雪華の舞1号」という品種の舞茸だそう。
さらにマウスの実験だそうですが、
インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果も判明しているそうです。
食べる量は家族4人で1パック程度。
1人の量は約70グラムが適当だそうです。
これぐらいなら毎日の生活にも取り入れられますね。
調理方法は自由。
熱を加えても大丈夫だそうですので、
これからの季節、鍋に入れるとグッドですね。
予防法② 歯磨きをしっかりする
インフルエンザウイルスは喉の気道の粘膜にくっついて増殖するのだそう。
通常は気道の粘膜はたんぱく質のバリアで守られています。
しかし、口の中が虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌で汚れていると
そこから酵素が発生しそのバリアを壊してしまうのだとか。
結果、ウイルスが気道にくっつきやすくなり、
インフルエンザの活動しやすくなるのです。
ある老人ホームでは歯磨きの仕方を指導したところ
インフルエンザの発症率が10分の1に減少したという成果も。
インフルエンザ予防という観点からも
歯磨きは大切なんですね。
予防法③ あいうべ体操
「あいうべ体操」というのは医師である今井一彰先生が考案した
免疫力がアップする口の体操。
この体操をすると口呼吸だった人が自然と鼻呼吸になるのだそう。
実は、口呼吸だとインフルエンザにかかりやすいのです。
口呼吸だとウィルスが直に入ってくるだけでなく
喉が乾燥し免疫力が低下します。
一方、鼻呼吸だと鼻毛や鼻水がフィルターとなり
ウイルスをブロックしてくれるのだそうです。
現代人は固いものを食べなくなったので口周りの筋肉が弱く、
普段から口を開けてしまう口呼吸の人が増えているそうですよ。
福岡の小学校でこのあいうべ体操始めたところ
インフルエンザを発症する子供が6分の1に減少したそうです。
▼やり方はこちらで紹介しています▼
隠れインフルエンザに注意!
インフルエンザといえば38度以上の高熱が特徴ですね。
しかし高熱が出ない隠れインフルエンザというものもあるそうです。
実は、子供の場合約20%、65歳以上の場合は70%が
高熱の出ない隠れインフルエンザなのだそうです。
これは免疫力と関係があるそう。
隠れインフルエンザは高熱が出ないため楽なようですが、
熱がでないというのは大きな問題なのです。
インフルエンザウイルスは熱に弱いので
体は熱を出すことによってウイルスを殺す働きがあります。
ところが子どもや高齢者は免疫力が低いため、体に熱を上げる力がないのです。
そのため、インフルエンザウイルスが体内に入ってきても
ウイルスを熱でやっつけることができないのです。
ウイルスに感染しても熱が無いためインフルエンザと気づかず、
インフルエンザの感染源となってしまうのです。
さらにウイルスに感染したことを気付かずに放置していると
重症化し肺炎になる可能性が高くなります。
ですので、この時期は軽い風邪だと思っても医療機関へ行くのが大切なのだそうです。
まとめ
・歯磨きでウイルスを入らせない
・あいうべ体操で免疫力アップ
今年は熊本の震災があったため
インフルエンザのワクチンが少ないそうです。
今回の予防法は日常で出来るものばかり。
是非、実践して冬を健康に乗り切りましょう!