出そうで出ない便トラブル!お腹の悩み改善法は?【あさイチ】

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あなたのお腹の調子はいかかがですか。

便に関することって言いにくいですが、便秘や下痢、過敏性腸症候群で悩んでいる方って多いんだそうです。

2016年4月6日のあさイチでは「春にご用心!?女のBENトラブル」と題して、突然の下痢や長く続く便秘など、お腹の悩みについて特集がありました。

今流行している過敏性腸症候群。これはストレスなどが原因となって、突然下痢などが襲ってくる病気です。さらに恐ろしいことに、便秘も一緒に起こることがあるそうです。

また、お腹が痛くなってトイレに入るけれども、便が出ない。出そうで出ない。そして最終的には下痢になるという深刻な問題をもっている人もいます。

今回の内容は、そんなお腹の悩みに関心を寄せて改善していこうというものでした。便が教えてくれる病気のサインなど、知らないこともたくさんあったので、忘れないうちにまとめてみました。

 

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様々なお腹の悩み

今回の先生は、大腸・肛門のスペシャリストである消化器外科医の山田哲郎先生です。

まずは、今、患者数が多くなっている過敏性腸症候群から。なんと、日本人の7人に1人がこの症状で悩んでいるのではと推測されているそうです。

過敏性腸症候群の原因

普通の下痢は食べ物や飲み物、またウイルスや細菌による感染などにより起こるもので、症状も短期間で収まりますが、過敏性腸症候群の場合は、特定の原因がなく、症状も長期に渡って慢性的に続くものだそうです。また、ストレスや緊張といった心の問題が引き金となって、症状に繋がるのも特徴。

便漏れ

過敏性腸症候群の症状などから、急な腹痛に襲われ、便漏れをおこしてしまう人も。60代や70代の方が、便漏れで病院を受診される方も多くなっているとか。また、出産が契機となって、20代や30代でも便漏れの症状に悩む方が多くなっているそうです。

便漏れの原因は筋力の低下。骨盤底筋、肛門括約筋の力が弱まってくることにあるそうです。また、出産の際に肛門括約筋に傷がつき、力がでなくなっていることもあります。

便漏れの改善方法としては、筋肉をきたえる方法や薬を使って便を安定させる方法があります。出産で裂傷した場合は、手術が必要です。やはり、症状が酷い時は専門の医者の診察を受けるのが安心できるでしょう。

過敏性腸症候群の改善の例

下痢や便秘に悩む女性が、取り組んでいることについて紹介がありました。その方は、長年にわたって悩み、医者の診察を受けたり、自分でも努力を続けていましたが、なかなか改善していかなかったそうです。

医師からは「ストレスをためないで」とか「便秘しないようにしてください」などのアドバイスを受けますが、逆にそれがストレスになったり、お薬もいつもと同じ整腸剤ばかりだったといいます。

そんな彼女に転機が訪れたのは、あるカウンセラーを訪れ、悩みを洗いざらい相談したことでした。それから、病気との向き合い方が変わり、心に余裕が生まれ、「頑張りすぎなければ、お腹の症状が楽になるかも」と思えるようになってきたそうです。

今では、食物繊維を積極的に摂ったりはしますが、義務ではなく楽しんでやっているということだそうです。そして、お腹の悩みも軽減したとお話されていました。

人によって違う

排便体質には個人差があり、3日に1回の人もいれば1日に3回行く人もいるそうです。それで正常な範囲であるとみなされるそうです。

毎日出ていないからと言っても、全然おかしな事ではなく、あまりこだわりを持たない方がいいようですよ。

また、自分で対処法を持っていることも安心できる方法だとか。例えば、トイレがどこにあるか分からないなると不安になるので、トイレマップなどを持って安心される方もいるそうです。

今ではコンビニに行けば、たいていトイレは借りることができますので、外出先の近くのコンビニを事前に把握しておくのもいいですね。これは自分にとってお守り的な存在をつくっておくということです。

便から病気のサインがわかる

トイレで便をを流す前に、便を見ますか?

便は病気のサインを知らせてくれるありがたい存在。便の異変に気づいて、大腸がんを早期発見した女性が紹介されました。

その方は、便に血がついているのを確認され、さらに潜血検査でも2日続けて陽性でした。しかし、ちょっといきんでお尻の端が切れたのか、また痔にでもなったのかなと思う程度だったそうです。

しかし、別の機会に、内視鏡検査のポスターを見て潜血の事を思い出し、検査を受けることにしたところ、早期の大腸癌が見つかったそうです。便を確認したのが、早期発見につながったとおっしゃっていました。

また、便に血が混じる時は、その他にも様々なトラブルがある可能性がありますそうです。

スジ状に赤い血が混ざる→大腸がん
便全体が赤黒い→大腸がん・胃潰瘍
鮮血を伴う→大腸がん
ゼリー状の便を伴う→潰瘍性大腸炎
白っぽい→肝臓病
墨のように黒い便→胃・十二指腸潰瘍

普通の便が茶色っぽいのは、肝臓から胆汁が分泌されているからだそう。そのため、肝臓になんらかの以上があると、便の色が白くなるそうです。

また、黒い便は潰瘍で出血したものが、固まって黒くなっている場合で、かなり黒くなるそうです。普通の黒っぽいといった場合は、油ものなどを食べて消化に時間がかかっている場合もあります。

番組の中で、「緑の場合は?」という質問もありましたが、緑っぽい便は特別な病気のサインということではないと先生はおっしゃっていました。

便を記録できるアプリ

便を確認して健康につなげるために、便を記録できるアプリもあるそうです。これが女性に人気で、ひそかなブームになっているとか。確かに、毎日記録すると変化が分かりますし、食生活の改善にも繋げやすいですね。

 

子供にも便秘が増えている!

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ストレスや食生活の乱れによって、子供の便秘が増えているそうです。病院でも、便秘が原因で来院する子供が、この10年で3割増になっているそう。これは、食生活の乱れや、学校で便をすることを必要以上に恐れる、心理的なストレスからきているそうです。

慢性の便秘の結果…

子供の便秘が怖いのは、直腸に便が溜まってしまい、直腸が伸びて膨らんでしまうこと。そうなってしまうと便意を感じなくなり、さらに便をしなくなってしまうからからだそうです。子供の排便に気をつけて関心を持ち、ある程度以上のレベルなら治療するということをオススメされていました。

学校で便秘を防せぐ取り組みをしているところも紹介されました。食事について調査すると、野菜不足の子供も多く、食生活の改善を教えているそうです。

また、腸を刺激する体操もやっていました。祝便体操といって、立った状態で右肘を左ひじに、今度は左ひじを左膝につけるような運動を音楽に合わせてしていました。もちろん大人にも効果があるそうで、体をひねる動きが腸を刺激するそうです。

 

感想

腸にはヨーグルトやチョコレートがいいって聞いたことがありますが、それも人それぞれだそうです。腸の環境は人それぞれ違うんだとか。

また、食べたものが排泄されるには1日から2日ぐらいかかるので、効果があるのかどうかすぐにわからないので、長期間かけて自分に合うものを探すことが必要だそうです。

できることをやりつつ、あまり気負わない。症状が酷い時は専門の医者の診察を受ける。基本的なことですが、重要だと感じました。これから気を使って、便も確認するようにしようと思いました。

 

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