2016年9月18日の”この差って何ですか?”で、
「朝ジョギングする人と夜ジョギングする人のダイエット効果の差」
が紹介されました。
現在、日本ではダイエットや健康管理のために
およそ1000万人が走っているそうです。
たしかに朝でも、夜でも、時間を問わず
走っている人を多く見かけますね。
日本ランニング協会の調査では
朝、走っている人は34%、夜は49%、その他17%だそうです。
ダイエットに効果的なジョギング。
朝と夜、どちらが効果的なのでしょうか?
その差があるのかどうか知ることができましたので、
忘備録としてまとめておきます。
ダイエット目的でジョギングするなら
是非、どちらが効果的なのか知っておきましょう。
ジョギングは朝と夜、どちらがダイエットできる?
ジョギングするチームを2つに分けて、
毎日30分、1週間走ってもらいました。
朝にジョギングするチームは朝ごはん前。
夜にジョギングするチームは夜ごはん前です。
より公平を期すために食事は、朝昼晩と全員同じ弁当。
結果は…朝ジョギングチームがよりダイエットに成功しました。
朝ジョギングチームの4人の平均値でみると
体重は-2.7kg減、体脂肪は-2.0%でした。
夜ジョギングチームの4人の平均値は
体重-2.1kg減、体脂肪-0.7%減でした
朝の方が体重で-0.6kg、体脂肪で-1.3%も多く痩せることができたのです。
なぜ朝にジョギングすると効果的にダイエットできるのか?
なぜ朝にジョギングするほうが
効果的にダイエットすることができたのでしょうか?
その理由は「血糖値」
朝は空腹で血糖値が低い状態になっているのだそう。
そして、この状態は痩せやすい状態なのだそうです。
人間は体内の糖分と脂肪を燃焼させ、運動するエネルギーとします。
運動すると、まず最初に糖分を燃焼し始め、
糖分が少なくなったら脂肪を燃焼していくのだそうです。
つまり、糖分が燃焼されないと脂肪は燃えないということ。
朝は糖分が少ない状態で、
そのため、すぐに脂肪が燃焼し始めるのです。
逆に夜になると、朝食や夕食で糖を蓄えているので、
糖分を燃焼するのに時間がかかります。
その結果、脂肪がなかなか燃焼されないということなのです。
今回の実験だと夕食前に走っていましたが、
夕食後だとさらに脂肪が燃焼しづらくなるそうですよ。
朝ジョギング、他のメリットは?
番組では言及されていませんでしたが、
朝のジョギングには他にもメリットがあります。
1日の食欲が抑えられる
朝にジョギングをすることで
1日の食欲を抑えることができます。
運動することで交感神経が優位に働き、
空腹を感じにくくなるのです。
体内時計をリセットできる
人間の体には体内時計が備わっていて
覚醒と休息のリズムをとっています。
不規則な生活やストレスなどで体内時計が乱れると、
心と体の不調の原因となります。
朝、規則正しくジョギングをすることで、
体内時計がリセットされ、心身ともに健康になります。
体も痩せやすくなりますよ。
効率よく脂肪を燃やすポイント
日本体育大学の岡田隆准教授のアドバイスです。
ペースはゆっくり
ジョギングのペースはゆっくりの方が
体脂肪をエネルギーとして使うそうです。
脂肪を燃焼するには酸素が必要。
うまく酸素が取り込めるスピードは
ジョギングしながら会話ができるくらいのペース。
スロージョギングと言われていますね。
20分以上継続する
ジョギングを開始して20分を過ぎると
効率よく脂肪が燃焼し始めます。
もちろん、20分以下だと効果がないわけではありません。
あくまで効率的に脂肪が燃焼され始めるという目安ですが、
ダイエット目的なら20分を目標にするとよいでしょう。
まとめ
・運動するとまずエネルギーとして糖が使われ、その後脂肪が燃焼する。
・スロージョギングが効果的
ジョギングする時間帯で、
かなりの差があることがわかりました。
朝、起きるのはしんどいという人もいると思いますが、
ダイエットに効果的な朝に走ってみてはいかがでしょうか。