暑い夏がやってきました。熱中症対策していますか?
熱中症は誰にでも起こりうるもの。
自分は大丈夫と思わずに、しっかりと対策をしましょう。
今回紹介されたのは最新の熱中症予防法。
最近の研究でわかった、今まで聞いたことのない方法です。
明日からすぐに実践できますので、熱中症が心配な時にぜひ実践してみましょう!
熱中症の予防は手のひらを冷やす
最新の熱中症予防法は、手のひらを冷やすことです。
手のひらには冷えた血液を全身に循環させる特別な血管があります。
それはAVAという血管で、このAVAを冷やすことで熱中症の予防ができます。
なぜ手のひらを冷やすと熱中症の予防になる?
AVAは動脈と静脈をつなぐ、バイパスのような血管。
このAVAは普段は閉じていて、夏の暑さや運動などで体温が上がると一斉に開くそうです。
そこで手を冷やすと、冷たい血液が体を循環し、体を冷やしてくれるというわけです。
熱中症の予防に手のひらを冷やすやり方
では、どうやって手のひらを冷やせばいいのか。
使うのは、冷えたペットボトル。
冷えたペットボトルを持つだけでOK。効果は約15分ほど続きます。
注意点は冷やしすぎないこと。
冷やしすぎるとAVAが収縮してしまい、効果が発揮できません。
AVA が収縮しないおすすめの温度は約15°
冷蔵庫や自販機から出したあと、少し温くなったくらいがちょうどいいそうです。
また、冷えた飲料の入ったペットボトルは結露しますが、これがまた効果的。
水分は蒸発するときに熱を奪うため、より一層、手のひらを冷やす効果が期待できるそうです。
熱中症の予防に手のひらを冷やした結果は?
番組では4つのグッズを比較し、手のひらを冷やす最適なグッズを探していました。
実験に挑戦したのはチャンカワイさん。
それぞれのグッズを手に持ち、20分のウォーキングで汗の量を比較。
汗の量が少ないほど、体温の上昇が抑えられたと言えます。
普通にウォーキングしたとき
普通に歩いた時の汗の量は1384mg/cm2
保冷剤
まず最初に試したのは保冷剤。
結果は1420mg/cm2でした。
保冷剤では冷たすぎ、血管が収縮してAVAが効果的に働きませんでした。
汗ふきシート
汗拭きシートの結果は、1654mg/cm2。
効果が見られません。
携帯扇風機
携帯扇風機の結果は、1579mg/cm2。
手のひらを冷やすとまでは、いかないようです。
冷えたペットボトル
最後に試した、冷えたペットボトル。
こちらは効果てきめんで、汗の量が一番少ない990mg/cm2。
チャンカワイさんの感想も「疲れとしてはそこまで感じない」とのことでした。
熱中症の予防に手のひらを冷やす方法の注意点
ペットボトルを使って手のひらを冷やす方法は、熱中症の症状が出る前の予防法です。
すでに熱中症の発症が疑われる場合は、首脇の下、足の付け根を含めた全身を速やかに冷やすことが必要です。
また、呼びかけに応じないなど緊急時には、救急車を呼んでください。
熱中症の予防に手のひらを冷やす方法:まとめ
・冷やしすぎると逆効果
・冷えたペットボトルを使うのがよい