血管の老化が進み、血液の流れが悪くなっているかも…
ちょっとしたことで疲れを感じたり、動悸や息切れ、高血圧の悩みは、血液の老化が進んでいるというサインかもしれません。
血液の老化が進むと、心筋梗塞など生命にかかわる病気につながるリスクが高まります。
血管年齢という言葉が近年認知されつつあり、血管の健康を守ろうという意識が高まりつつあります。
今回紹介されたのは、最新研究でわかった血管年齢が若返る2つの栄養素。どちらも、意識すれば摂取可能な栄養素です。
摂取した効果も意外なほど早いということがわかりましたので、是非実践しましょう。
高血糖を予防する栄養素
血管年齢を若返らせる1つ目の栄養素は高血糖を予防する栄養素。
血糖値が高くなると血管はボロボロになり、血管年齢が高いといわれる状態になります。
高血糖を予防する栄養素は、黄色の食べ物に多く含まれれるβクリプトキサンチンという栄養素。
特に多く含まれている食品は…
名医とつながる!たけしの家庭の医学2017.11.14
ミカンです。
βクリプトキサンチンは柑橘系の果実に多く含まれているそうですが、いよかん、ぽんかんと比べると、一般的な温州みかんが最も多く含まれているのだとか。
しかも、βクリプトキサンチンはミカンの糖度と相関関係があり、甘いミカンほど含有量が多いそうです。
βクリプトキサンチンの効果
近年の研究で、血糖値が高い人は細胞内で炎症を起こしていることが分かってきたそうです。
炎症が起こると、血糖値を抑えるホルモンであるインスリンの効きを悪くなり、高血糖になってしまうのだとか。
βクリプトキサンチンは、この炎症を鎮めてインスリンの効きを改善し、血糖値が低下させる効果があると考えられているそうです。
当脳病の権威である旭川医科大学の太田嗣人教授の研究で、糖尿病患者48人にβクリプトキサンチンを含む黄色の食べ物を4ヶ月間摂取させたところ、血糖値が低下したとの結果が得られたそうです。
βクリプトキサンチンはどれくらい摂取すればいい?
βクリプトキサンチンは糖度の高いミカンほど含有量が多いようですが、たくさん食べると逆に血糖値を上げてしまう危険もあります。
そこで目安ですが、1日に食べるミカンの推奨量は3個までということです。
ミカン3個がベータクリプトキサンチンがしっかり摂取できる量であり、糖分の摂取量としても問題ない量と考えられるそうです。
また、1度に数個まとめて食べるより、食後に分けて食べた方が良いそうです。
βクリプトキサンチンは脂溶性の成分なので、食後に食べることで食事の脂分とともに吸収されやすくなるのだとか。
動脈硬化を防ぐ栄養素
血管年齢が高いといわれる状態は、血管が固くなり、内側はもろくなって、血管内が狭くなったり、詰まったりしている状態です。
若々しい血管を保つには、動脈硬化を防ぐことが大切。
動脈硬化を防ぐ栄養素はビタミンB群。
ビタミンB群の中でも、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸をバランス良く取ることが動脈硬化を防ぐことにつながるそうです。
この3つのビタミンを豊富にとれる食材は…
名医とつながる!たけしの家庭の医学2017.11.14
レバーです。
ただし、レバーはそう毎日食べるのは難しいという人が多いでしょう。
そこで、かわりとなる食材が…
名医とつながる!たけしの家庭の医学2017.11.14
海苔です。
海苔にも動脈硬化を防ぐビタミンB6、ビタミンB12、葉酸がバランス良く含まれているとのことです。
鶏レバー100gだと、ビタミンB6:0.65mg、ビタミンB12:44.4μg、葉酸:1300μg。
海苔3g(1枚)だと、ビタミンB6:0.02mg、ビタミンB12:1.73μg、葉酸:57μg。
100gに直せば、ビタミンB6:0.66mg、ビタミンB12:57.6μg、葉酸:1898μgとなります。
海苔を1度にレバーと同じぐらい食べるのは難しいかもしれませんが、毎日食べるなら海苔のほうが断然楽ですね。
効果の速さがスゴイ
心臓病治療の権威である徳島大学病院循環器内科教授の佐田政隆先生によると、血液中のビタミンBの量が多い人ほど、血管年齢が若く、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸をバランスよく摂取することで心筋梗塞のリスクが2分の1にまで減るそうです。
番組では実年齢66歳で血管年齢が72歳の人が、海苔を摂り入れた食事で血管若返りに挑戦。なんとわずか5日間で血管年齢が-6歳になるという結果となっていました。
血管を詰まらせない栄養素
番組の冒頭では、血管年齢を若返らせる栄養素としてDHAも紹介されていました。
DHAは血管をつまらせる原因であるコレステロール値を下げる効果があるとのこと。
マグロ、ブリ、サバなどに多く含まれている成分ですが、1日あたりの推奨摂取量は1000mgですので、魚から摂取するのはなかなか大変です。
気軽にDHAを摂取するなら、やはりサプリメントがオススメ。
DHAのサプリメントはたくさんありますが、1番人気はさくらフォレスト株式会社の「きなり」です。
DHAとEPAが4粒で500mgと高配合なのに加え、サラサラ成分であるナットウキナーゼも一緒に摂取できます。
魚をあまり食べない人や、DHAを積極的に摂取したいという人にぴったりではないでしょうか。15日間の返金保証もあるので、試しやすいサプリメントです。
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まとめ:血管年齢が若返る2つの最新栄養素
・動脈硬化を改善するビタミンB6、ビタミンB12、葉酸