疲れに効く食べ物発見。コンビニでも買えます!
2016年5月3日放送の「林修の今でしょ!講座」で、
疲れを医学的にすっきり解消するという特集がありました。
忙しい毎日で慢性的に疲れを感じている人も多いと思います。
体をそんなに動かしていないのに、
なぜか疲労を感じていることもあるでしょう。
そんな疑問を解決してくれる内容でした。
生活習慣で疲れを解消するポイントも学びましたので
忘れないようにまとめておきます。
疲れの原因は脳にある?
今回、教えてくださる先生は
大阪市立大学医学部教授の梶本修身先生です。
梶本先生は文部科学省の疲労研究プロジェクトにも
参加された「疲労回復のプロ」。
梶本先生いわく、
ほとんどの人の疲れの正体は「脳の疲れ」だそうです。
そしてそのポイントは「自律神経」
自律神経が体を休めるために、脳に「疲れた」という司令を出すそうです。
これが疲労の正体。
たとえば、風邪を引いた時。
体がだるいと感じるのは、体を動かさないための脳の防御反応。
体を守ろうと強制的に体を休めようとしているそうです。
自律神経を疲れさせる要因
自律神経が疲れる習慣が紹介されました。
ついやってしまうものばかりです。
1 パソコンやスマホの長時間使用
パソコンやスマホはなくてはならないものになりました。
ついつい使いすぎてしまいますよね。
パソコンやスマホから得られる情報は莫大。
自分が意識していなくても、脳は得られた情報を整理したり覚えたりします。
長時間して使用していると、非常に疲れる原因となるそうです。
2 ながら食べ
テレビなどを見ながらお菓子などをつまんだりしてませんか。
ながら食べをすると、自律神経は消化吸収の働きをずっと続けることになります。
3 冷暖房による急激な温度差
現代では、どこへ行っても空調がしっかりと効いています。
しかし、これは体にとっては大きな負担。
人間の体は思っている以上に気温の変化に弱いんです。
梶本先生いわく、「自然界に反する行為は自律神経の負担」だそう。
疲れのサイン
自律神経が疲れているという事は自覚しにくいそうですが、
こんな兆候となって、体にサインをだします。
2.最近目がしょぼしょぼする
3.立っているとすぐ壁にもたれてしまう
4.家族の見ているテレビの音量が大きいまたは小さく感じる
5.夜になるとむくみを感じる
6.最近目覚まし時計をかけても起きられない
1つでも当てはまると、自律神経の疲れが溜まっているそうですよ。
3つ4つ当てはまっている人は要注意。
自律神経の乱れが影響するのは、「疲れ」だけではありません。
恐ろしいのは、大きな病気につながることです。
自律神経が弱ってしまうと、血圧の上下や血糖値の調整、
また、血液のコントロールに悪影響がでます。
そして高血圧や心筋梗塞、脳卒中の発症率が高まるという恐ろしい事態に。
自律神経は自分でコントロール出来ないだけに
甘く見ているといけませんね。
自律神経を整える
疲れに有効な食べ物
脳の疲れに有効な成分が明らかになったそうです
それは「鶏の胸肉」。
鶏の胸肉に含まれる抗酸化物質であるイミダゾールジペプチドが
疲労に有効なんだそうです。
これは11,000キロも休まず飛行する
渡り鳥の研究から明らかになったそう。
現在は飛ぶことのできない鶏にも遺伝的に
イミダゾールジペプチドが含まれているんだとか。
効果のある食べ方は
1日100g程度、1週間以上毎日食べること。
梶本先生の研究では、2週間イミダゾールジペプチドを摂取すると
約75%の人に疲労回復効果が見られたそうです。
イミダゾールジペプチドは熱にも強いので、
胸肉を使用すれば、どんな料理でも大丈夫とのことです。
胸肉ならコンビニで買える「サラダチキン」が最適ですね。
高タンパク低カロリーで疲れもとれるなんて。
なんて素晴らしい!
食事の時間
寝る3時間前までに夕食を食べることが大事。
寝る直前に消化の悪いものを食べると、
吸収と消化を指令する自律神経に負担がかかります
自律神経が働きすぎている状態では、良い睡眠がとれません。
お風呂の温度
お風呂の温度は39℃がベスト。
39℃より熱いと、自律神経にとっては疲れる温度だそう。
熱いお湯に入ると体の疲れが取れたような気がしますが
実は、体は疲れている研究データもあるそうですよ。
同じ理由でサウナもよくないそうです。
疲れているなと自覚があるときには避けたほうがいいですね。
よい睡眠を取る方法
自律神経の疲れを取る最大のポイントは睡眠。
夕焼け色が眠りを誘う
寝る2時間前から、部屋の明かりをオレンジ色にするとよいそうです。
理由は、夕焼け色がきっかけでとなり体が寝る準備に入るからだそう。
LEDのシーリングライトには調色機能がついたものがありますね。
確かにムーディーな気分で、いい眠りができそうです。
いびき対策
良い睡眠を妨げる原因の一つに「いびき」があります。
「いびき」をかいているということは、
気道が細くなっているということ。
気道が細いと頑張って酸素取り込まなければならないので、
自律神経に負担がかかるそうです。
いびき対策として、横向きで抱き枕を使って寝るのがオススメだそうです。
横向きに寝ると、いびきの量が3割から4割減るんだとか。
自律神経が弱っていると下のコントロールがしにくくなります。
お酒を飲みすぎた時も同じことが起こります。
まとめ
・疲れには「鶏の胸肉」
・風呂は熱くし過ぎない
・睡眠準備に夕焼け色
・いびき対策には「横向き抱きまくら」
「疲れた」という司令が脳から出ていたとは驚きです。
忙しいと、その司令を無視してしまうことも
多いので気をつけようと思います。
コンビニにいってサラダチキンを買ってきます(笑)