夜間頻尿対策は塩分にあり!ごろ寝足上げで解消【その原因Xにあり】

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2017年1月31日の”その原因、Xにあり!”では「夜間頻尿」についての特集がありました。

おしっこがしたくて目が覚める夜間頻尿

頻尿の定義は朝起きてから寝るまでに8回以上にトイレに行くことで、睡眠中に排尿で一回以上起きることがあると夜間頻尿といわれるそうです。

夜間頻尿で悩んでいる人は約882万人。

多いときは3回、少なくても1回は必ず起きてしまう…
寝不足で昼間に眠くてたまらない…
トイレに行きたくて夜中に起き、寝ぼけて階段から落ちた…

今回はそんな夜間頻尿について、ある意外な原因とその解決法について知ることができました。

忘備録としてまとめておきます。

 

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意外な原因

夜間頻尿の一般的な原因としては、体の冷え加齢による膀胱の筋力低下などと言われています。

国立長寿医療研究センター泌尿器科の吉田正貴先生によると、それらの原因以外にも、ある意外なことが原因となって夜間頻尿を起こしているというのです。

それは「冬のあったかメニュー

実は、冬に食べられる温かい食べ物は味付けが濃く塩分を多く含んでいます。

その理由は塩分は熱いほど感じにくいという性質があるからです。そのため温かい料理は塩気を感じにくく、味付けが濃くなる傾向にあります。

厚生労働省が推奨する一日の目標塩分摂取量は18歳以上男性で8.0gまで。女性だと7.0gまでだそうですが、冬によく食べられる食事は1食でその大半を摂取してしまいます。

たとえば、寄せ鍋の塩分量は1人分で塩分が約5.5g鍋焼きうどんだと1人分が約5.2g。そして、醤油ラーメンになると、1人分約11.9gと1食でオーバーしてしまいます。

しかし、塩分量と夜間頻尿にはどういう関係があるのでしょうか。

塩分と夜間頻尿の関係は

私達の体内の塩分量は一定に保たれていて、体内の塩分量が過剰になると塩分を排出しようと働きます。

どのように塩分を排出するのか。それは汗や尿として排出するのですね。

寒い冬の時期。汗はあまりかきません。そのため塩分は尿で排出することが多くなります。

すると、日中排出する量では塩分の排出が間に合わなくなり、寝ている間におしっこにいきたくなるのです。

これが夜間頻尿の意外な原因というわけです。

 

夜間頻尿解消法

塩分の摂り過ぎが原因で夜間頻尿になっている場合、とっても簡単な方法で解消することができるそうです。

その改善法とは「ごろ寝足上げ」。

ふくらはぎの下にクッションを置き、足を心臓より高く上げて20分寝るだけ

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体の中で作られた水分は、だんだん足のほうにたまっていきます。ごろ寝足上げは、下半身に溜まった塩分を含む水分を尿になるように促す効果があるのです。

体内の水分が尿になるには約4時間ですから、ごろ寝足上げは寝る4時間前までに行うといいそうです。その後に夕食もとっても大丈夫。

どれくらいで効果がある?

番組では、ごろ寝足上げを一週間、2名の方が検証。

1週間たたない内に変化が現れ、4回~5回もトイレに行っていたのが、1回~2回に減り、1週間後には朝まで起きること無くぐっすりと寝られるという変化がありました。

その他の原因は?

塩分の摂り過ぎによるで夜間頻尿になることは確かですが、ごろ寝足上げや塩分を少ない食事などで改善しない場合、別の病気が潜んでいる可能性があります。

頻尿の原因として、男性の場合は過活動膀胱前立腺肥大症があります。

過活動膀胱は排尿筋が異常に収縮し、尿が少しの量しか貯められなくなる疾患です。トイレの回数が増え、急に強い尿意を覚え、おしっこが我慢できなくなったりします。

また、前立腺肥大症は、肥大した前立腺が尿道を圧迫し、様々な排尿トラブルを引き起こします。排尿しにくくなるので、膀胱の壁にある筋肉が過剰に厚くなり、膀胱の容量が小さくなってしまいます。

女性の場合だと、過活動膀胱に加えて骨盤底筋の緩みが考えられます。骨盤底筋は出産時に大きなダメージを受けますので、妊娠出産後尿に漏れに悩む人は多いです。

骨盤底筋の衰えが原因の場合、簡単な体操で鍛えることで頻尿が治ることもあります。

2016年10月19日に放送された”ガッテン”は「快尿!おしっこトラブル 全部解決の5秒ワザ」でした。トイレが近いという恐怖。長時間、車やバス、電車に乗れない…外出した...

 
ごろ寝足上げや骨盤底筋を鍛える体操などで効果が見られないときは、泌尿器科での受診をオススメします。

まとめ

・夜間頻尿の原因は塩分の濃い食事にも一因がある
・冬の季節は汗で塩分を排出しにくくなるので、頻尿になりやすい
・ごろ寝足上げで、足にたまった水分の排出を促す

温かいと塩気を感じにくいというのは初めて知りました。冬の食事メニューが頻尿に関わっていたとは…

ごろ寝足上げは簡単ですが、日中に働いている人は4時間以上前に寝転がる行為ができにくいかもしれません。

意識して時間をとるか、水分をため込まない減塩生活を心がけましょう。

 

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